|
|
|
●解像感・ボケ味が違う約1010万画素の大型CMOSセンサー 有効画素数約1010万画素(総画素数約1050万画素)の独自開発大型単板CMOSセンサー(22.2×14.8mm:APS-Cサイズ)を搭載しました。一般のデジタルカメラのセンサー(1/1.8型)と比べておよそ8.4倍も大きいEOS KissデジタルXのCMOSセンサー。これだけ大きいので解像力のあるEFレンズを使ってボケ味のある写真が撮れます。また、同じ10メガのセンサーでも面積が大きいと1画素のサイズも大きいので、取り込める情報量が圧倒的に違います。従って、明るいところから暗いところまでゆとりある豊かな階調表現が行えます。
●高画質を支える高性能光学ローパスフィルター 光学軸方向が異なる3枚の水晶板と赤外吸収ガラスを積層した赤外カットローパスフィルターを採用することで偽色の発生を低減し、画質低下の原因ともなる赤外波長域の光を抑制しています。ローパスフィルターによる水平/垂直方向への像分離幅を、センサーピッチに対して最適化することで、微細な横線/縦線パターンに起因する偽色を低減しました。なお、ローパスフィルターはセルフクリーニングセンサーユニットとしての働きも併せ持っています。
●赤外線による赤かぶりを防止。ハイブリッド赤外線吸収ガラス 赤外カットフィルターは、ローパスフィルター前面にコーティングされているダイクロイックミラーと、赤外光を反射・吸収する赤外吸収ガラスのハイブリッド構造になっているため、センサー表面などの反射で発生する赤ゴーストやかぶり等を効果的に低減します。
●高精細で自然な色再現を可能にした高性能映像エンジン「DIGIC II」 超高速で膨大な画像データを高度に処理する能力を備えた、高性能映像エンジン「DIGIC II」を採用することにより、高精細デジタル画像と高速連続撮影の両立を実現しています。最先端プロセスの採用と回路の刷新による処理の高速化で、約1010万画素の膨大な画像データも高度に処理する能力を備えています。
●目的に合わせて選べる6つの記録画質 JPEG記録画質は用途に応じて6種類から選択できます。記録サイズは「ラージ/ミドル/スモール」から選択でき、またそれぞれ画質を「ファイン/ノーマル」から選択できます。
●ハイレベルな画像レタッチにも対応。RAW+JPEG画像同時記録 さらに、「RAW画像のみ」「RAW画像とJPEG画像(ラージ・ファイン)の同時記録」が利用できます。「RAW+JPEG同時記録」の場合は、CFカードにそれぞれ別ファイルで記録されるため、画像確認やWebでの使用にはJPEG画像を、パソコンでの現像/画像処理にはRAW画像を利用するなど、目的に応じて使い分けが簡単に行えます。
●Adobe RGBをサポートする業界標準規格に対応 Adobe RGBをサポートするDCF 2.0、Exif 2.21に対応しています。パソコンやウェブ環境など一般的用途に向いたsRGBと、高品位な印刷などに対応する、さらに広い色空間をもつAdobe RGBから選択できます。
●写真表現や被写体に合わせてプリセットされた6種類のスタイル ユーザーの作画意図に応じて、多彩な写真表現を簡単に実現する「ピクチャースタイル」を搭載しました。写真表現・目的に合わせて最適なスタイルを、フィルムを選ぶような感覚で「スタンダード」「ポートレート」「風景」「ニュートラル」「忠実設定」「モノクロ」の6種類の中から選択できます。各スタイルには、あらかじめ「シャープネス/コントラスト/色の濃さ/色あい」のパラメーターが最適設定されていて、好みや目的に応じて調整することができます。また、好みのスタイルを「選択/調整」して最大3件まで登録できる「ユーザー設定」を備えたほか、特定のシーンにおいて効果を発揮するピクチャースタイルファイルを「ユーザー設定」に登録することも可能です。
●マイクロレンズの改良で集光効率アップ。ISO1600を実現 CMOSセンサーの1画素ごとに配置したマイクロレンズの改良で集光効率がアップ。広ISO感度・低ノイズを実現しました。簡単撮影ゾーンでは状況に応じて100〜400の間でISO感度を自動設定。手ブレしにくいシャッター速度で撮影できます。応用撮影ゾーンではISO感度は100〜1600まで1段ステップで設定が可能です。ストロボをOFFにしてその場の雰囲気を活かしたいときは高感度に、緻密な表現をしたいときは低感度に設定。高ISO感度に設定してもノイズの少ない美しい映像が得られるのはキヤノンの特徴です。
●いろいろな灯りの下でもキレイに撮れるオートホワイトバランス 灯りが違っても、映像エンジン「DIGIC II」はより安定したオートホワイトバランスを実現し、見た目の印象に近い自然な色あいを再現します。また、内蔵ストロボや外部ストロボ「スピードライト580EX」を使用した場合、ストロボ光の色温度情報を現像処理に反映できるため、暗中のストロボ撮影時でも、より的確なホワイトバランスを得ることが可能です。このほか、6種類の光源別ホワイトバランス(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)や、マニュアルホワイトバランスを備えています。
●灯りに合わせて最適な色あいを再現。ホワイトバランス補正 色温度変換用フィルター(LB)や色補正用フィルター(CC)と同様の効果を容易に得ることができるホワイトバランス補正機能を搭載しています。選択したWB(ホワイトバランス)モードに対し、ブルー⇔アンバー方向の補正、マゼンタ⇔グリーン方向の補正(各±9段)が可能です。
●高性能が凝縮した、510gの軽量コンパクトボディ ステンレス製シャシーと高強度エンジニアリングプラスチックス製のミラーボックスで構成することで、すぐれたボディ強度を実現。ホールディング性を向上させるためのグリップ部分の拡大やセルフクリーニングセンサーユニットなど新機能の追加を行いながら本体重量はわずか510g。手軽に持ち歩ける軽量コンパクトボディを実現しています。
●明るい場所でも見やすい約23万画素の広視野2.5型大型液晶モニター 撮影画像のピント確認や撮影情報が見やすい約23万画素の高精細・広視野角の2.5型大型液晶モニターを採用。上下左右160°の広視野角により、斜め位置からでも正面から見る時とほぼ同じように画像の確認が行なえます。大型で見やすい液晶モニターにより、メニュー画面の文字も読みやすくなりました。
●さまざまな撮影情報を伝える、再生表示機能 撮影した画像は、再生ボタンを押すだけで液晶モニターで確認できます。1枚表示、9枚インデックス表示、オートプレイ、撮影直後の自動再生から選択でき、画像のピント確認などに便利な拡大ズームボタンは最高約10倍まで拡大して表示することができます。
●調光補正やバッテリー残量の確認もさらに見やすく簡単に 液晶モニターの情報表示は細部にわたり充実しています。例えば、調光補正設定はアイコン表示でカメラ側と外付けストロボ側のどちらが有効になっているかがひと目で確認できます。バッテリー残量もフル充電から電池切れ(警告表示)までを4段階で表示。使い勝手が大きく向上しています。
●露出補正表示は色を変えて視認性をアップ 液晶モニターに表示される表示機能も見やすいデザインを採用。例えば露出補正時には色を変えて目盛りを表示。視認性を向上させることで、撮影時のスムーズな操作を実現します。
●顔の動きを感知して液晶モニターを自動消灯。ディスプレイオフセンサー ファインダーに顔を近づけると、アイピース部の下に配置されたディスプレイオフセンサーが顔の動きを感知して液晶モニターを自動的に消灯。撮影時の液晶モニターによる眩しさを解消しています。
●ホールドしやすい新設計。親指の滑りも防止 右手のホールド性向上のために、背面に親指の滑り止めゴムを追加。また、デジタル系操作ボタンをボディ左側に集中させ、カメラ系操作部材とはっきりポジションを変えた操作性に優れた設計です。
●必要に応じて自動的にポップアップ。内蔵ストロボ 17mm(35mmサイズ換算で約27mm相当の画角)に対応したポップアップ式の内蔵ストロボ(ガイドナンバー13)を搭載。最高1/200のシャッター速度に同調。簡単撮影ゾーンでは暗いシーンや逆光時に自動的に内蔵ストロボがポップアップ。応用撮影ゾーンではストロボボタンを押すだけで使用できます。さらに、安定した調光で定評のあるE-TTL II自動調光に対応。定常光とプリ発生値の比較、レンズから得た距離情報などに基づいた、より高精度の調光が可能です。
●十字キーのシンプル操作で、多彩な機能を実行可能 撮影に関する選択、設定と液晶モニターの表示内容の選択は、十字キーを押すだけの簡単操作で実行できます。AFモード、ホワイトバランス、測光モード、ISO感度の設定画面は十字キーの上下左右それぞれに割り当てられたキーを押すだけでダイレクトに呼び出すことができます。
●シーンに合わせてカメラが必要な機能を自動設定。簡単撮影ゾーン 大型モードダイヤルの簡単撮影ゾーンでは、撮りたいシーンにダイヤルを合わせるだけ。AFモード、ドライブモード、ISO感度、ピクチャースタイルなどの各種設定が、それぞれのプログラムに合わせた最適な組み合わせに自動設定されます。
●カメラに慣れてきたら、こんな撮影テクニックも。応用撮影ゾーン よりハイレベルな撮影テクニックを駆使できるのが応用撮影ゾーン。シャッター速度、絞り数値、ホワイトバランス、ISO感度、ピクチャースタイルなど各種設定を自由に組み合わせることで、撮りたいイメージに合わせた撮影が行えます。
●電源オンからたった約0.2秒で撮影可能 不意にやってくる撮りたい瞬間に、約0.2秒の起動時間で素早く対応。思い出の瞬間をしっかりキャッチします。
●約27枚の連続撮影が行える、秒間約3コマの連写性能 一瞬の可愛い笑顔やカラダの動き。突然のシャッターチャンスも秒間最高約3コマの連写と連続撮影可能枚数約27枚(JPEGラージ/ファイン)、被写体の動きにピントを合わせ続けるAIサーボAFがしっかりキャッチ。思い出をキレイに残せます。
●自由な構図で瞬時にフォーカス。F2.8対応、高精度・高速9点AF EOS KissデジタルXは、上位機種と同じF2.8対応の高精度・高速9点AFを採用。対角位置に測距点を配置した9点測距なので、被写体がファインダーの真ん中にいなくても瞬時にフォーカス。スーパーインポーズ表示が赤く点灯します。中央測距点にはF2.8対応中央横センサーを配置。F2.8より明るいレンズを使用した場合、より高精度なAFが利用できます。(EF 50mm F2.5 MACRO、EF 28-80mmF2.8-4L USMを除く。) さらに、F5.6対応2ライン測距の中央縦センサーと、F5.6対応中央横センサーにより高精度なクロスタイプ測距を実現しました。残り8点は縦/横線検出F5.6対応センサーを配置しています。
●シーンや撮影に合わせて選べる、3つのAFモード ・ワンショットAF:止まっている被写体の撮影に適しています。一度ピントを合わせるとAFがロックされ、AF作動が完了。ピントを固定します。 ・AIサーボAF:動いている被写体を撮影するのに適しています。中央のAFフレームで被写体を捉え、シャッターボタンを半押しの状態に保つと、被写体の動きに追従。ピントを合わせ続けます。 ・AIフォーカスAF:動きの予測しにくい被写体の撮影に適しています。ワンショットAFで合焦した後、被写体が移動を始めると、その移動をカメラが感知して自動的にAIサーボAFに切り替わります。
●軽快なAFフレーム選択。十字キーと電子ダイヤル AFフレームの選択は、カメラが自動的に最適なAFフレームでピントを合わせる自動選択と、撮影者が任意のAFフレームを選ぶ任意選択の2通り。カメラ背面の十字キーでAFフレームの選択操作が行えるほか、電子ダイヤルを回して選択することもできます。
●撮影の幅を拡げる最高1/4000秒の小型&高速シャッター EOS KissデジタルX には、小型・高速シャッターユニットを搭載。最高1/4000秒・ストロボ同調1/200秒のシャッター速度とともに、1/4000秒から30秒まで全速メカニカルで露光制御します。
●露出の判断を助けるAEB(オートエクスポージャーブラケティング) シャッター速度と絞り数値を自動的に変えながら3枚撮影できます。露出の判断が難しい場合、撮った後に最適な一枚を選べます。
●適正な露出が得られる、35分割TTL開放測光 ハイライトからシャドウまでの光を的確に読み、被写体を適正露出で捉える35分割測光センサーを採用。評価測光では、35 分割測光領域を評価演算し、最適な露出を決定。これにより9 点AFに最適化された測光を可能にしています。また、35分割測光センサーによる評価測光、部分測光、中央部重点平均測光の3種類の測光方式を搭載しました。被写体や撮影状況に合わせて、最適な測光方式を使い分けることができます。
●3段階のダスト対策で、ゴミ・ホコリの不安を解消 レンズ交換時にカメラ内部に入り込み、画像に写ってしまうゴミやホコリ。これはCMOSセンサーの前にあるローパスフィルターにゴミ・ホコリが付着して起こるトラブルです。キヤノンはゴミを「ださない/付けない/残さない」をテーマに、「EOSインテグレイテッドクリーニングシステム(以下EOS I.C.S.)」で総合的なダスト対策を図っています。
●ゴミの発生をを抑える=筐体構造・素材を採用 カメラ内部にゴミ・ホコリの出にくい機構・素材を採用。ゴミ・ホコリを発生から予防することで、ダストによるトラブルを防止します。
●ゴミ付着を抑える=ローパスフィルターに帯電防止処理 ゴミ・ホコリの付着原因のひとつ、静電気に配慮した構造を開発。ローパスフィルターに帯電防止処理を施すことで、静電気ゴミの付着を防止します。
●ゴミを取り除く ・付着したゴミを超音波振動で振るい落とす、「セルフクリーニングセンサーユニット」 CMOSセンサー前面のローパスフィルターに超音波振動ユニットを装着。付着したダストを超音波による振動で振るい落とします。光学性能の低下がなく、ユニット自体がコンパクトなのも特長です。電源スイッチの入/切のタイミングで自動的に作動します。(メニュー操作で任意に作動させることも可。) ・除去しきれないゴミは、「ダストデリート機能」で目立たなく ダストデリート機能とは、「セルフクリーニングセンサーユニット」では除去しにくい、粘着性の高いゴミなどによる画像への影響を軽減するために、ソフトウエアを使用して簡単にゴミを目立たなくするものです。センサークリーニングを実行してから、赤外カットローパスフィルターの表面に残ったゴミの位置をCMOSセンサーで検出し、ダストデリートデータとして取得・保存します。このデータが付加された画像(RAW画像、JPEG画像)は、付属のRAW画像閲覧/編集ソフトウエア「Digital Photo Professional 2.2」のコピースタンプツールを起動し、ダストデリートデータ適用ボタンを押すだけで一括処理されます。 |
|
|